高脂血症とは、血液中の脂質が私たちの体に必要な量より多く存在する状態のことです。 脂質は、私たちの体の細胞が損傷しにくいように細胞膜を支持したり、消化を助ける胆汁と私たちの体の機能を維持するホルモンの材料にもなります。 大きく分けて低密度コレステロール、高密度コレステロール、中性脂肪があります。 よく悪いコレステロールに分類される低密度コレステロールが高かったり、中性脂肪が高い状態、そして良いコレステロールという高密度コレステロールが低い場合を脂質異常症または高脂血症と呼んでいます。
食事の調節のほかに、高脂血症の予防や管理に役立つ生活習慣は次の通りです。 まず、規則的に着実に運動することをお勧めします。 有酸素運動、筋力運動、ストレッチなど様々な運動を並行することが良く、自分の運動能力に合った強度から始めて徐々に強度を高めていくことが良いでしょう。 そして温度変化が急激な季節の変わり目には野外運動をする場合、血管収縮を誘発してむしろ危険な状況に置かれることがあるので、なるべく室内で体温維持に気を使いながら運動した方が良いです。 もし肥満患者なら、たゆまぬ運動と食事調節を通じて正常体重まで減量するようにし、血管損傷を誘発するタバコは必ずやめるようにしなければなりません。
高脂血症を長期間放置すると、複数の合併症につながる可能性があります。 まず、血管にコレステロールが溜まり続け、結局血管が狭くなり硬くなる動脈硬化症が発生することがあります。 動脈は酸素と栄養物質を全身に移す役割をしますが、動脈硬化症になるとこのような役割をまともに果たせなくなります。 同様に、コレステロールや中性脂肪が血液内にたまって炎症を起こし、血管が狭くなると、血液循環が阻害され、心臓側に血液がまともに行けず、狭心症、心筋梗塞のような虚血性心臓疾患が生じることがあります。 そして膵臓炎の発生率も高くなります。 血液に中性脂肪が多くたまると急性膵臓炎が発生する確率が高くなるそうです。 また、体内のコレステロール値が高くなると、プラークが形成されて血管が狭く硬くなり、血液をより強い圧力で稼動しなければならず、血圧も高くなります。 つまり高血圧になる可能性があります。 高血圧は再び心筋梗塞、心不全などの発生率を高めるので、集中的な管理が必要です。
高脂血症を予防するためには、これを誘発する原因について知る必要があります。 高脂血症は食習慣が原因で発生することが多いのですが。 脂っこい食べ物、炭水化物中心の食生活をすると発生率が高いと言われています。 そのため、高脂血症と診断されたり心配な場合は、食事の調節を必ずしなければなりません。 まず脂肪量を制限しなければなりませんが。 脂肪量を総摂取カロリーの25~35パーセントに制限することをお勧めしています。 そのうち動物性油、バター、ココナッツ油、パーム油などの飽和脂肪酸は全体カロリーの10%未満に制限しなければならず、青魚などのオメガ3脂肪酸とトウモロコシ油、綿糸油、ひまわり種油などオメガ6脂肪酸からなる多価不飽和脂肪酸は総カロリーの10%以下、オリーブ油、ピーナッツ油、キャノーラ油などに多い単価不飽和脂肪酸は総カロリーの20%以下に制限することをお勧めします。
ソンモヘミン内科医院 京畿道富川市吉州路221シティオフィス502号致命的な合併症を誘発できる高脂血症予防法は？